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    くるり / glory days

    • 2012.09.06 Thursday
    • 10:33


    いや〜、くるり。
    どうしちゃったんでしょう、くるり。やばいっす、くるり。

    こ・れ・は、まぎれもない名曲。きらきらと光り輝く水面は、雄大で綺麗で。ただ身を任せる時代は過ぎ去ってしまって。大きな悲しみとやるせなさの中にある思い出と希望。うまくまとめることはできないけれども、というかできないからこそ、音楽の持つちからというものを信じることができる気がします。誰かがコメント欄に書いてましたが、「今、この時代のアンセム」と言っても過言ではないと思う。泣いてもいいですか。


    先駆けてリリースされた「everybody feels the same」は、90年代のUKロックが持っていたきらきらの高揚感を思い起こさせるような、とても小気味の良いロックンロールでした(感想)。実際ぼくはこの楽曲を聴いた後に、90年代当時のブリットポップを聴き返したりしています。新しいメンバーが加入した新生くるりには、今までにない色気があると感じたぼくはニューアルバムも楽しみにしておりました。

    というわけで冒頭のPVは、9月19日発売のアルバム『坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)』からのリードトラック「glory days」。ストーン・ローゼズを彷彿とさせるドラムのイントロに胸を熱くするなというほうが無理な世代としては、もうこのままただ音像に浸っていたい気分になるところですが、そうもいかない。福島県いわき市・薄磯海岸で撮影されたというPVの映像や、「東電」とか「福島の友だち」といった歌詞を聞くと、胸の辺りがざわざわとするのをどうしたって禁じ得ません。きれいな海の映像を見て、ただ純粋にきれいだと感動するようなことは、ぼくはもうできなくなってしまいました。それはとても悲しいことのように思えます。

    震災から1年半が経ちましたが、ぼくたちはいまだ大きな悲しみの中にいると思います。そして、それはこれからもずっと続くのだと思います。ぼくたちは、悲しみを携えて生きなければならなくなった。それは悲しいことでしょうか。

    まるで原発事故が無かったかのようにふるまう人たちもいます。マスメディアは放射能のことなどもう忘れてしまったかのようです。故郷を失った人たちへ思いを馳せることも、ずいぶんと減りました。それは悲しいことでしょうか。

    嫌なことは忘れて、アッパーなテンションで楽しむこともできるかもしれません。いくら悲しみの中にいるといっても、アゲアゲな気分で馬鹿騒ぎすることも時にはいいでしょう。ただ、それはあくまでも享楽的であって、その先にglory daysが待っているとは思えなくなりました。

    かつて、ぼくらが思い描いていたglory daysとは、どのようなものだったのでしょうか。それは震災後のいまも有効でしょうか。きらきらと輝いて見えるでしょうか。震災によって可視化されたのは原発だけじゃなくて、これまで考えたこともなかったようなことが世界を作っているということが分かってきたし、いままでの価値観とかライフスタイルとかに寄って立つのは困難になりました。簡単に答えの出る問題ではないと思います。みんな悩んでいると思います。ぼくたちはいま移行期的混乱の中にあり、頭の中はごちゃごちゃでぐちゃぐちゃなんです。たぶんこれからも長いことごちゃごちゃでぐちゃぐちゃなままだと思います。ごちゃごちゃでぐちゃぐちゃなまま悩んでいくのだと思います。それは悲しいことでしょうか。

    「ばらの花」「東京」「ロックンロール」など過去の楽曲からの歌詞が引用されて迎えるクライマックスを聴いて、そんなことを感じました。


    くるり
    ビクターエンタテインメント
    発売日:2012-09-19



    彼らのように音楽(自分自身)と向き合っていくのならば、「それら」は決して悲しいことではないのかもしれないと思います。いや、悲しいけれども、悲しいだけではないというか。glory daysを信じるしかないし、歌うしかないのだから。

    、、、というような青臭いことを思ってしまうのは、この曲がまぎれもないロックンロールだからですね。ローゼズやオアシスに連なる青いヴァイブ。連帯へといざなうアンセム。Keep on movin'.

    ロックンロールは、別に俺たちを苦悩から解放してもくれないし、逃避させてもくれない。ただ、悩んだまま躍らせるんだ。
    by ピート・タウンゼント


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